経済学を使ってレアアイテムに適正価格をつける「イイ値(ね)決めチャレンジ」の紹介 | CADC 2024

松木 一永 / 河合 啓一

ML/DS

日本には数多くの体験価値が存在し、その中でも希少性が高い体験を楽しむ「トキ消費」や、社会貢献的側面を重視する「イミ消費」に、世界的な注目が集まっています。これらの希少体験価値への需要が高まる中、提供者はどのような値付けが最適であるか、大いに悩むところです。そこには、本当に欲しい人たちが、本当に払ってもいいと思う値段で、公平に購入できる仕組みが必要です。AI Lab経済学社会実装チームは慶應義塾大学経済学部 河合啓一研究室と共同で「イイ値(ね)決めチャレンジ」という仕組みを開発しました。本セッションでは、この仕組みの概要と、前年比で約2.7倍の収益を得られたフィールド実験の内容とその示唆を紹介いたします。今後この仕組みを、様々なイベントや商品の販売にも応用していく予定です。


  • 松木 一永

    AI事業本部 AI Lab 経済学社会実装チーム データサイエンティスト

    AI Lab経済学社会実装チーム所属。行動科学や行動経済学など、人の意思決定に関連する研究テーマに関心がある。Ph.D. Psychology (University of Western Ontario)

  • 河合 啓一

    慶應義塾大学

    慶應義塾大学経済学部教授。専門分野はメカニズムデザインや情報設計。Ph.D. in Economics (Northwestern University)。University of Queensland,University of New South Walesを経て現職。

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DAY1 “EXPERT” Sessions Tue.

DAY2 “NEXT” Sessions Wed.