ネット広告に未来はあるか?「3rd Party Cookie廃止とPrivacy Sandboxの効果検証の裏側」 | CADC 2024

暮石 航大

ML/DS

インターネット広告業界は,3rd Party Cookieの規制というインターネット黎明期から20年以上も続いてきた仕組み(技術)が変わろうとしています.影響の大きさから,新しい技術であるPrivacy Sandboxを活用した広告配信が3rd Party Cookieの代替手段になりうるのかを把握するため,エコシステム全体での検証が全世界的に行われました.CyberAgentにとっても,3rd Party Cookie廃止の影響を把握することは重要であるため,我々のチームもその検証に参加しました.DSPの立場から3rd Party Cookie廃止の検証において苦労したポイントの裏側を話したいと思います.


  • 暮石 航大

    AI事業本部 データサイエンティスト

    2020年度新卒入社.AI事業本部のリターゲティング広告配信プロダクト「Dynalyst」にて広告配信の最適化に従事.配属と同時にAppleからATT(App Tracking Transparency)フレームワークが発表され,影響の大きさからプライバシーとネット広告の問題に興味をもち,ユーザのプライバシーを配慮した形でのネット広告こそが使命であることを認識した. 現在は,「ユーザのプライバシーに配慮したターゲティング広告」の実現をミッションにプライバシーラボチームのマネージャーを務めている.Google Chromeによる「Privacy Sandbox Testing Grantsプログラム」に参加するなど,3rd Party Cookieの代替技術である「Privacy Sandbox」の効果検証を行うなど,ネット広告とプライバシーの両立を目指して活動している.

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